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河合隼夫氏の解説からみる『思い出のマーニー』人が癒されていく過程
ジブリ映画化されたことで有名な『思い出のマーニー』の原作。 海辺の村のしめっ地屋敷をはじめとする美しい背景美術、マーニーや杏奈の生き生きとした動作や表情、心揺さぶる音楽は、映画ならではの魅力。 その反面、映画の方は映像作品の特性上、杏奈の... -
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『麦の海に沈む果実』理瀬と黎二に思いを馳せる
恩田陸さんの本のなかでも人気ランキング上位にあがってくるのではないかと思われる『麦の海に沈む果実』 この本の魅力はその美しい世界観にあるのだと思います。 閉鎖的な学園で行われる英才教育 男と女、両方の姿を持つ校長 彼(彼女)が定期的に開くお... -
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「夢のクレヨン王国」25周年によせて~欠点だらけで大丈夫!~
2022年は「夢のクレヨン王国」が放映されてから25周年! Blu-ray Boxが2月25日に発売されると聞き、懐かしの大好きなアニメを振り返ってみたくなりました。 ちょうど昨年の秋ごろからのんびり原作を読み返していたところだったのですが、原作とはだいぶ雰... -
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傷つくこととどう向き合っていくか『裏庭』
『西の魔女が死んだ』で有名な梨木香歩さんによるファンタジー。実は初めてこの本を読んだ中学生の時は、胸の底の汚いもの、見たくないものをかき回されるような感覚を覚えて苦手な本でもありました。 それでもしばらくするとこの本が読みたくなるという不... -
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少女から大人への移り変わりをファンタジーとして描く『めざめれば魔女』
こちらからマーガレット・マーヒー作品をはじめて知り、虜になりました。 好みは正直分かれる気がするのですが、でも刺さる人には間違いなく刺さる! 日本未公開ですが映画化もされている様子。 https://www.youtube.com/watch?v=Og-7R9mYXnA&ab_chann... -
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目に見えないものの価値について考えさせられる『モモ』
小学校の図書室に必ずあると言ってもいい本。 実は、当時は表紙がなんとなく怖く感じて、食わず嫌いをしていた本の一つでした。ところが読んでみると決して怖い話でも暗い話ではなく。もっと早く読んでおきたかった!と思ったものでした。 【あらすじ】 あ... -
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夢の中にひきこまれる『危険な空間』
こういったファンタジー世界と現実世界を行ったり来たりするお話が好きな方には間違いなく刺さるお話だと思います。 ぞくぞくするような不気味さ、それでありながら惹かれる気持ち、現実へ引き戻す手の温かさ。 そんな魅力の詰まった本なので、是非一度手... -
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ひと夏の成長物語『霧のむこうのふしぎな町』
ごく短い児童向けの物語ですが、何度読み返しても面白いです。 子どもの頃から、今に至るまで。めちゃくちゃ通りの魔法使いたちに何度も元気をもらっています。 【あらすじ】 小学六年生の上杉リナは夏休みに父親の知り合いが住むという霧の谷に一人で向か...
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