「未定事件簿」で散りばめられる伏線や謎の数々にそろそろ頭がこんがらがってきたので、一度整理のために記事を書くことにしました。
たくさんの伏線がはられていますが、まだ決定的な情報は出ていない段階。※2021年9月時点
今後のためのメモとしてここでは気になる部分や疑問点を列挙していきたいと思います。ひとまとめにしているためやたら長いです。
カードストーリーで意外に大事な情報が語られていたりするのですが、所持状況に応じて情報に偏りがあります!
この記事には「未定事件簿」「原神」「崩壊3rd」のネタバレが含まれます。
プロローグの謎
以前の記事でも少し触れたこのプロローグについて。
かろうじてわかることは「森月黎が主人公に催眠療法を行っている」こと、この時点ではまだ出会っていないはずの景と森月のことを認識していることから「時系列的には本編の未来である可能性が高い」こと。
攻略対象のカードが「思い出」と呼ばれていることも、過去の出来事を振り返っているような印象を受けます。
森月黎の意味深コメント
主人公が夢で見た夏彦・景・左京のビジョンに対して森月が言ったことをまとめてみます。
夏彦
思い出の箱の鍵。その箱に隠されていたものは、貴女が望んでいたものですか?
プロローグの羽と共に消える描写
→主人公の前から前触れなく姿を消すことの暗示?失踪、あるいは死をイメージさせます。
夏彦が消えた後に主人公は箱を開けることになるのでしょうか。
森月ばかりに目がいきがちですが、夏彦もなかなか謎が多い存在。
外国出身の森月でさえそれなりに情報があるのに、夏彦はBDCラボに情報がほとんどないのは不思議。
夏彦の両親の死因も不明ですし(二人が同時期に亡くなるということは事故?どこかのカドストで書かれてるんでしょうか)実は出生にも秘密があったら燃えます。私が。
主人公の両親が国に召集されているのも気になります。
景
油絵で真実を隠したつもりなのでしょうが……目はごまかせても、心はだませない
楽しそうに絵を描いている姿はかき消え、残されたのは石膏で固められた絵。
→芸術を完全に手放すことの暗示?
石膏の下に隠された主人公の絵は、笑顔から泣き顔にかわる。
→景の行動が主人公を悲しませる?(今のところありえそうにないくらい景の性格がいいので謎な部分)
景と初めて出会ったときの主人公の印象も、なんだかひっかかるんですよね。
触れた箇所から伝わる暖かさと……どこか冷たい香りがする。不思議な感覚だ。
暖かさと冷たさという対照的な印象を主人公が感じているのは、景の中で相反する二つの性質を表しているのかもしれません。
パックスはやっぱりどうもきな臭い感じがぬぐえないので、このグループの跡取りという立場が景の今後を握りそうです。
左京
滑稽でしょう?心と向き合わずに、信念を貫こうとした結果……全てが水の泡になった
プロローグのなかでも最も暗いイメージ。
誰かのお墓が映りますが、これは主人公のものなのか恩師 九条秋人のものなのか…。
森月の言葉にも棘が混じっているように思えます。
左京が備えた花はヒヤシンスだと英版では書かれています。花言葉は「謝罪」
墓の主に対して、左京がすまなく思っていることがわかります。
「心と向き合わずに、信念を貫こうとした」という森月の言葉。
この「心と向き合わず」の部分がもしも主人公への思いのことを指しているのなら、しんどいですね。
森月は主人公が「たとえ世間の人々とは異なる道を選ぶことになったとしてもあなたが決めた選択をあきらめないでほしい」と主人公の選択とそれにまつわる受難をほのめかしています。
この先どんな選択が主人公を待っているのか…。
今はあれこれ想像をめぐらすことしかできませんが、仮にほぼすべての産業を握るパックスグループが敵にまわった場合「世間の人々とは異なる道を選ぶ」という表現はあてはまる気がします。
テミス事務所もパックス傘下ですし…。
今のところ左京は主人公の絶対的な味方ですが、彼のプロ意識ゆえに主人公と対立する展開があったりするんでしょうか。
更に気になるのが「全てが水の泡になった」という表現。
今までやってきたことが無に帰すという印象が強い表現です。
これは左京のキャリアのことなのか、NXX調査グループの活動のことなのか…いずれにしてもかなり不穏。
墓の話に戻りますが、九条秋人に関して現段階では全く情報がないため、とりあえず主人公の墓と仮定してみます。
その場合の主人公の状態は①本当に死んでいる ②世間からは死んだと見なされたという二通りが考えられるのですが。
①だと物語的には詰みの状態なので、後述のループくらいしか対処法がありません。
②も主人公に何らかの危機が起きることは変わりないですが、本当に死んではいない状態。墓まで作るくらいの徹底ぶりなら、主人公が生きていることが世間にバレるのはマズイのでしょう。(いったいどんな状態なんだ)
森月はBDCラボに「催眠療法ができる」と記載されています。
森月がプロローグで主人公に催眠療法を行っているのだとすると、主人公は今後セラピーが必要になるほど追い込まれるということでしょうか。
プロローグの主人公が部分的な記憶喪失になっている、と考えると森月との会話が少しはしっくりくる気がします。
森月は主人公が忘れてしまった記憶を蘇らせようとしているのかな。
プロローグが本編の後にも関わらず、森月の態度が微妙によそよそしいのは患者だからかもしれませんし、主人公の記憶が不完全だからなのかもしれません。
「結果がわかっていたら、同じ選択をするか?」という問いは「思いだすか思い出さないか」の選択にも置き換えられるのではないでしょうか。
主人公が順調に記憶を取り戻していけば、いずれは彼女をそこまで追いつめた決定的な事件と向き合わざるを得なくなります。
けれど、そんな辛いことは忘れたまま生きていくという選択肢も存在すると思うのです。
主人公は心理療法のなかで、もう一度選択する権利を森月に与えられているのではないでしょうか。※ここまで全部妄想。
ループ説について
1.森月の「結果がわかっていたら、同じ選択をするか?」をはじめとした今後の主人公のことを示唆するようなセリフ。また、「選択しなおせる」ことを前提としているような問い。
2.墓の存在。主人公が死んでもループしているならやり直せる
3.ローディング画面の砂時計が何度もひっくりかえる描写など時計(時間)が重要なモチーフとして描かれている
このあたりがループしてるのかな?と思わせてくるんですが、これに関してはまだどうとも言えない感じです。
今のところこの作品はかなり現実感が強い舞台設定なので"ループ"というファンタジー設定とどうやって整合性をとるのかわからないんですよね…。
mihoyoの他ゲームである「原神」「崩壊3rd」と繋がりがある
「消えた財宝」イベのサンガーの言うように「未定事件簿」がゲーム(仮想現実空間)の世界である
のだとすれば、ループ説の可能性はぐっと高まりそう。
プロローグについては、どれもまだ妄想の域をでないです。
崩壊3rd・原神との関わり
mihoyoがリリースした「崩壊3rd」と「原神」はパラレルワールドの位置づけにあると明言されています。
そのため、未定事件簿も何らかの形でこれらの世界と関わっているのか?という点はリリース時から気になっていました。
ざっくりな補足:
「崩壊3rd」は人類が一定の文明レベルに達すると"崩壊"という超自然現象によって文明を破壊しようとする作用が働く世界の物語です。
「原神」においても"崩壊エネルギー"らしきものが確認されており、原神世界にも崩壊現象がある(あった)と思われます。
「未定事件簿」にもこの崩壊エネルギーがあるのか?を考えてみると、今のところは深海由来だというX細菌叢くらいしか該当するものが思いつかないですね。
崩壊エネルギーは天変地異や疫病を起こしたりするので、当てはまらなくはない…と思うのですが、それならば人類はより深刻なダメージを負っているはず。
(崩壊獣という化け物が出てきたり、律者のような人の姿をした崩壊の意志が出現したりetc)
X細菌叢が持ち込まれたのは前世紀30年代(※英版だとよりわかりやすく1930年代)のことで現在からぴったり百年前のこと。
その後一度戦争があったようですが、文明はリセットされるどころかむしろ発展しているのでこの世界には崩壊現象はない(もしくはあるかもしれないが、物語には直接関わってこない)のでは?と今のところは思っています。
とはいえ、関わりを匂わせるような以下のような共通点も見られます。
瞳の星
「未定事件簿」の主要人物と「原神」の上記二名の目は、瞳孔の星型✧がよく似ています。
「崩壊3rd」に出てくる空の律者の目にも似ていますが、どちらかというと菱形◇なので上二人の方が近いかなと。
ダインとガイアには「カーンルイア」という失われた国の血を引くという共通点がありますが、未定事件簿でもなんらかの意味がこめられているのかは不明です。
ただmihoyoがこの目のデザインが好きなだけな気もする。
美術館のモニュメント
「未定事件簿」の美術館にある立方体が連なった形のモニュメント。
「原神」によく似たデザインのものが出てきていますが、これは先ほどの「天理の調停者」による攻撃です。
ダインとガイアの祖国はこうして滅ぼされました。(右上の燃え盛っている画像がカーンルイア)
美術館にこの作品があるのは、かつて「未定事件簿」の世界でもこうした出来事があったからなんでしょうか。それともただの制作陣のお遊び?そもそも現代アートあるあるの形状な気もしてきた
案外裏設定で細かく決められている可能性もありますが、物語に直接関わらなければ、ややこしくなるだけなのでわざわざ説明しなそうです。
菅田と???の所属する組織
5章で出てきた謎の科学者二人組。
ハウゼンを「バカでもそれなりの利用価値がある」と言っていることから、ハウゼンはあくまでも駒であり黒幕は彼らが所属する組織のようです。
この組織の目的は、25年前に打ち止めになった遺伝子薬物研究を再開発することだと思われます。
研究が成功すれば「老化をおくらせる健康食品」もつくり出せるはずだったこと、二宮幸成が不老不死にこだわっていたこと、ハウゼン製サプリのアンチエイジング効果等…やたらと「不老」に関する描写が目立つので、黒幕の目的もここにあるのかな。
そういえばイベントで出てきた景の知り合い、松田も「不老不死」を狂信してましたね。
ちなみに、パックスグループのロゴであり和泉景のモチーフはウロボロスに似ています。
ウロボロスには「永遠」という意味があるのですが、菅田たちの所属する組織を象徴するロゴも、そういった観点から見ると「沈丁花」っぽく見えます。
花言葉は「永遠」「不滅」
沈丁花は塊みたいに咲くので、見た目が完全一致というわけではないんですが、花弁のかたちは似…てる…?
正直こじつけです。全然花詳しくないんでわかりません。
何か新しい情報がでてきたら追記や答え合わせをしていきたいと思います。
追記:和泉家の家紋は「潜蛟破雲」というそうです。
こめられている意味は一族への願いと励ましですって。信じていいんだよね…?
おまけ:ログボの仕組み
考察には全く関係ないんですが、ある海外ユーザーさんが45人のプレイヤーを調査してわかったログボ報酬の法則が興味深かったです。1
ログインボーナスの報酬は運がよければ1.5倍・2倍貰えるチャンスがあり
20%の確率で初代が立つ→1.5倍ボーナス
10%の確率でジャンプして喜ぶ→2倍ボーナス
女神の涙が貰える26日目→確定で2倍ボーナス
とのこと。ステラウェハの時に2倍ボーナスがくるとお得ですね!